Post - 2021.08.14
隠れ家茶屋「茶房 Sweet time Sweet days」さんを取材させていただきました!
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こんにちは、飲み食い大好きナカノです。
今回はJR立川駅北口に2021年3月よりオープンした、隠れ家茶屋「茶房 Sweet time Sweet days」の店主 山崎朋恵さん(以下、ともさん)にお話をお伺いしました!
オープン時にはホームページ、チラシ、ショップカード、看板等の制作をさせて頂きました。弊社スタッフもよく利用させていただきます。美味しくて優しい味わいのスイーツに居心地の良い店内でつい長居をしてしまう……慌ただしい日々の中で、『自分に優しくする時間』を持てる場所です。
そんな、隠れ家茶屋「茶房 Sweet time Sweet days」の秘密を深掘りしていきたいと思います。
料理は生活の一部でした
スイーツからお食事、おつまみまで豊富なメニューが魅力的ですが、ともさんは料理がもともとお好きだったんでしょうか?
ともさん:料理に関しては、実家が兼業農家だったこともあり、畑仕事から料理まで子供の時から日常的にやっていたので生活の一部でしたね。弟におやつ作ったり。
なるほど、子供の頃から食事に関わっていた環境があったんですね。ご自身で調理からサービスまで全てされてますが、接客もお好きだったんですか?
ともさん:ゆくゆく人を雇うことは考えていますが……先ずは自分でやろうと思って、でも実は接客が得意ではなくて。ホテルのサービスはサービス業の中でも最上級だと思ったので、勉強をするために10年程ホテルで働きました。前職では、結婚披露宴や宴会、レストラン、新人教育など一通り経験できました。
サービスを学ぶためにホテルを選ばれたんですね。ストイックですね……。
店名に込めた想い
店名の由来、込めた想いについて伺わせてください。 『sweet time』の意味でもある『じっくり時間をかける、のんびりする』というような”癒し時間”を提供したいとの想いは、ご自身にもきっかけになる様なことがあったのでしょうか?
ともさん:実家の敷地内に従姉妹が住んでいた事もあり、1人の時間が取りづらかったんです。自分の部屋に居ても、すぐ呼ばれたり……。なので喫茶店とかで1人でゆっくり本を読んだりっていう時間がとても貴重で。そういった経験からゆっくりした時間を提供したいと。
私自身も3兄弟なのですごくよく分かります……。
ともさん:あと、『sweet time』は英語圏で皮肉を言う際にも使われる言葉ですが(のんびり、遅い、などにネガティブな意味で使われる)、 私は仕事上でも「じっくり時間をかける」ことにネガティブな印象は無く、特に長期的に見るとじっくり取り組む方が正確さや信頼性に繋がると感じています。裏テーマのような……『sweet time』にはそんな意味も込めています。
和紅茶との出会い
紅茶とコーヒーについて教えてください。メインで提供されている『和紅茶』というのは国産の茶葉のことですか?
ともさん:そうです。最初はインドの茶葉などのメジャーなものを業者さんから卸そうと考えていたんですが、ちょうどコロナ禍でクラウドファンディングに『和紅茶の茶葉を作る人と飲む人をつなげる』という企画のものがあって。その後、和紅茶のコンテストがある事を知り、コンテストでは九州や沖縄地方の茶葉が賞を取っていると知りました。緑茶の有名な産地と違ったので意外だなととても興味を持ったんです。紅茶と緑茶の茶葉は同じ茶葉からできていて発酵させるかの違いなので……。
え!?紅茶と緑茶の茶葉って同じ茶葉なんですか!!初めて知りました(汗)
ともさん:そうなんですよ。そのクラウドファンディングでは30種類以上の茶葉の飲み比べができるパックが届いて。飲み比べてみたらそれぞれの全く違う個性があって。国産の茶葉だけでこんなにバリエーションがあるなら『和紅茶』をメインにしよう! と決めました。
世情があったからこその巡り合わせだったんですね……。こちらの紅茶は香料がキツ過ぎず、紅茶自体の味がしっかりしていると感動しました。
ともさん:香料を使用していないものがほとんどで、花や果実を乾燥・抽出したものがふんだんに入っているからだと思います。季節によってのお勧めなども入荷しますのでぜひ飲み比べてみてください。
楽しみです!! コーヒーもご自身で選ばれていますか? 私コーヒーも大好きなんですが、こちらのコーヒーは本当にどれも味わい深くてとても満足感があります。
ともさん:豆の買い付けに行く度にお店の方と味の感想や「こういう味を提供したい!」などの相談をさせて頂き、甘みが出る焙煎の仕方など、豆ごとに特徴を活かせる焙煎をお願いしています。
試行錯誤の結果、あの美味しさが生まれたんですね……美味しいコーヒーをありがとうございます(泣)
柔らかさの秘密
サンドイッチなどに使用されているパンがすごく柔らかく甘みがありますが、自家製ですか?
ともさん:はい、自家製です。普通の食パンより水分量を10%程増やしています。その他に生地がダレにくくなる処理や、甘味や風味が出る様に一次発酵の途中で冷蔵庫に寝かせたり……などしています。
それでこんなに柔らかくて甘みがあるんですね!それに後味も重くないというか、もたれない感じがあるんですが……。
ともさん:保存料とか余計なものを入れず、小麦粉・バター・牛乳・水・砂糖・塩・イーストだけでシンプルな材料で作っています。
だから後味がしつこくないんですね。『シンプルな材料で美味しく作る』ってかなり難しい気がするのですが……。家で作ろうとしても成功したことないです(泣
ともさん:そうですね、私も何回も実験して(笑)水分や油の量を研究しました。研究が好きというかオタク気質かも?
私もオタクです……アニメや漫画専門の……。この自家製パンで作ったホットサンドは絶品なのでぜひ皆さんに食べて頂きたいです!
ランチタイムが狙い目
個人的ですみませんが、本を持ってきてゆっくり過ごしたいなぁと思っています。平日や休日で狙い目の時間帯はありますか?
ともさん:平日だとランチタイムです! 14時頃からのお茶の時間帯にいらっしゃる方が多いので、ゆっくりするならopen~14時頃までが狙い目です。土日だと、土曜日の方が比較的ゆっくりできると思います。(2021年7月現在の情報です。)
お昼は忙しいよなぁと遠慮しがちでした! ランチも食べられて一石二鳥ですね!!
パンからスイーツまで全て美味しいです……お料理は生活の一部とのことでしたが、スイーツも子供の頃から好きだったんでしょうか?
ともさん:そうですね、従姉妹の実家が和菓子屋であんこがめちゃくちゃ美味しくて、そこによく通ってました。私の中のベストあんこは従姉妹の和菓子屋のあんこなんです! 甘すぎずお豆もしっかり感じられて……。
美味しいものに恵まれた環境だったんですね!!
ともさん:そうかもしれないです。そこに研究好きのオタク気質がプラスされて今に至る気がします(笑)
低アレルゲンでも美味しい
低アレルゲンと気付かない位、低アレルゲンお菓子が美味しいのですが、独学で学ばれたのですか?
ともさん:最初はパトリシオ・ガルシア・デ・パレデスさんの『あまくておいしい!!砂糖を使わないお菓子』という本から学びました。次男がアレルギーを持っていたので、卵や乳製品を使わないお菓子や、てんさい糖などを使ったお菓子をこの本を見て作るようになりました。
この本有名ですよね、表紙は見たことがあります。本からでここまで美味しく作れるようになるのか……。素晴らしいポテンシャルを感じます。
ともさん:ただ、ベースはこの本なんですが、著者が外国の方なので甘さやオイルの量が合わなかったりして……そこから代替えできるものを探して量を調整してって感じで、試行錯誤しました。『美味しく』ないと楽しく無くて食べるのも辛くなっちゃうと思ったので、『美味しく』にこだわりました。
『卵やバターなどを使わず美味しく』って本当に難しいと思うので、作り上げるまで続けるって本当にすごいです。
低アレルゲンしか食べれない友人にぜひお勧めしたいのですが、テイクアウトもできますか?
ともさん:テイクアウトもやっています。コロナ禍で来店が読みづらい事もあり、常にご用意があるわけでもないメニューもあります。電話やサイトのContactからお問い合わせ頂だければ確実にご用意が出来ますよ。
ケーキはホールでもお願いできますか?
ともさん:もちろん、ケーキのスポンジも低アレルゲンで作れるのでご相談下さい!
誕生日のホールケーキを、ムースとかではなくスポンジで用意してあげられるのはとても喜ばれますね。
店主ともさんの推しメニュー
ともさんが自身が1番が好きなメニューはなんですか?
ともさん:日本酒です!! 当店で扱っているのは群馬県前橋市の蔵元『町田酒造』のお酒です。私が前橋市の出身で、地元のお酒を置きたいと探していたところ、同じ前橋のこのお酒に出会いました。 「美山錦」「雄町」「五百万石」の3種類でご用意していて、直汲みタイプで微発泡。どれもフルーティーながら、淡麗で呑みやすいです。私自身本来は、辛口のキレのあるものが好きなのですが、こちらは甘さがあるのに淡麗でスッキリしていて、いろんな楽しみ方ができるお酒だと思い、選びました。
食事やスイーツにも合わせやすそうですね。限定のお酒もあるとか?
ともさん:限定の「至誠一貫」は、純米酒らしいコクと、香りがあり、すっきりとした甘さです。こちらは、私の母校である前橋商業高校100周年のお祝いで造られたお酒で、町田酒造の前のオーナーが同校出身ということで、OB会長の依頼で造られたそうです。240本限定酒。今年限り。多分東京のお店で置いてるのは、このお店だけです。
そんな貴重なお酒なんですね! 飲んでみたい……。お好きなお食事メニューも教えて頂けますか?
ともさん:玉葱ドレッシング!あ、セットのサラダとかにかけてるんだよね……メニューに無いか……。ご予約頂ければ買えます(笑)。
揚げ物などにかけても美味しそうな万能ドレッシングですね! 常備したい……。それではメニューにあるものでもう1つ教えてください〜!!
ともさん:ですよね(笑)スコーンがお勧めです! うちのスコーンはヨーグルト入りで、パサつかずしっとりしているとお客様にも好評です。バターと砂糖が少なく甘さ控えめで重くないところも当店ならではだと思います。
ちょうど良い優しい甘さがふんわりと広がりますよね。まだ食べたことがない方はぜひ食べてみてください!
ハマっていること
情勢が落ち着いたら音楽ライブ、マジック、低アレルゲン菓子教室、子供向けの英会話、物づくりのワークショップなどイベントも予定しているとのことで、とっても楽しみです! ともさん自身も多趣味とのことですが、最近ハマっていることはありますか?
ともさん:高校ぶりの柔道にハマっています。
柔道! かっこいいですね!! 普段からスポーツをされているイメージもありますが柔道とは。
ともさん:いえいえ20数年全くスポーツせず、いきなりの柔道だったのですが(笑)。汗かくのってこんなに気持ち良いんだ! って思えて。あとは本は常に読んでいます。本から情報を得る事が多いです。
いきなりの柔道さすがです……。本もお好きなんですね。冒頭から感じていましたが、知識欲に貪欲ですね!
イベントにある『子供向けの英会話』はともさんが教えられてるんですか?
ともさん:そうです。英語を教えていた経験もあるので。
英語圏のお客様も安心して利用できますね!
お客様へ伝えたいこと
最後にお客様へ伝えたいことなどお願いします。
ともさん:ホームページのトップにも載せていますが、『ニュートラルでいられる場所』を大事にしたいなと思っていて、『のんびり本を読みに来た』でも『PCを持って仕事をしに来た』でも、『ぼーっとしに来た』でも良いし、自分だけの時間を持てる場所にできたらなと思ってます。
低アレルゲンのお菓子を用意しているのも「私だけ食べられない」と諦めることなく、同じ様に食べることを楽しんでもらいたいからです。美味しく楽しくゆるやかな時間を当店で過ごして頂けたら嬉しいです。
お店にはともさんのいろんな一面が随所に反映されていて、お店って生き物の様だな感じました。
不安や日々の生活に追われがちですが、隠れ家茶屋「茶房 Sweet time Sweet days」を自分自身の癒し時間の1つに加えてみてはいかがでしょうか?
茶房 Sweet time Sweet days
- 住所
- 〒190-0012
東京都立川市曙町2-23-9
阿部ビル 3F - TEL
- 042-595-6239
- 営業時間
- 12:00~18:00
休業日 – 木曜日、不定休毎週1日ずつ~ - HP
- https://sweettime-sweetdays.com/